冬の森を歩いていると甘い匂いに出会うことがあります。それは綿菓子やキャラメルのような甘い香りで、匂いがするところはハイキング路沿いに落ち葉が溜まっているような所です。
匂いの元を探していくと写真2.のような薄い三枚葉の落葉でタカノツメの小葉がたくさんありました。拾って匂いを嗅いでみると綿菓子の匂いです。特に前日に雨が降ったような日によく匂うようです。この香りは砂糖を熱すると出るマルトールと言う香り成分で、タカノツメの落葉は落ちてすぐには匂いませんが、雨で濡れて発酵すると甘い匂いを出すようになります。
この匂いに会えるのは冬のハイキングの楽しみの一つです。
参考: タカノツメの名は、葉が開く前の新芽が鳥のタカの爪の形に似ていることからつきました。春の新芽は香りが良く山菜として食べられます。また秋には黄葉がきれいです。唐辛子のタカノツメとは関係がありません。
甘い香りを出す木
1. カツラ
甘い香りのする葉でよく知られているのがカツラです。
写真5. は園芸店の植木コーナーで見たカツラの黄葉ですが、葉を嗅いて見ると少し甘い匂いがしました。
カツラの葉は剪定などで切られて萎れると匂いを出すようになり、特に秋に黄葉して落葉した葉(写真6.参照)からは強く香ります。
良く分かりませんが、カツラの葉は枯れることにより葉の中の成分が反応して甘い匂い成分を作っているのではないかと思います。
※カツラの名前は、香りが出ることを意味する香出(かず)るから来ていると言われています。
2. ザクロ
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