NPO法人日本パークレンジャー協会

No.90　甲子園のツタはどっち?　こたえ

写真１　甲子園球場のツタ（2022.10）

こたえは、ナツヅタ　です。

　以前は、フユヅタが北側の一部（入場門8番のあたり）に植えられていて^[1]、甲子園球場全体ではフユヅタとナツヅタの両方が見られましたが、先日見に行ったら、フユヅタはなく、ナツヅタだけになってました（写真１）。2009年の耐震工事の際に、一度ツタを取り除いて、再び植えられたのですが、その時、フユヅタは再び植えられなかったようです（写真２）。

写真２以前、フユヅタが植えられていたあたりの様子（2022.10）

　耐震工事の後、14年が経ちますが、まだ以前のように壁一面を覆っていません（写真３）。植栽を管理している阪神園芸さん^[2]によると、完成まで30年くらいかかるそうで、まだしばらくかかるようですね。

写真３　甲子園のツタと植栽の根元（2022.10）

写真４　梅田マルビルのツタ

　ツタの仲間は、都心のビルでもよく見かけます。園芸品種も含めて、落葉と常緑を混ぜて植えられているところが多いようです（写真４）。

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【参考文献】

[1]　改修前の甲子園のツタの様子

大阪その日その日（2006.10.30投稿）

http://marinus.jugem.cc/?eid=74

[2]　甲子園球場のツタの壁「完成度まだ3割」育てる阪神園芸の隠れたプロ仕事,中川政七商店の読みもの　（2019年8月6日）

https://story.nakagawa-masashichi.jp/70431