2017/5/7(土)に、養成講座「自然を解説してみよう」の下見に行った際、らくらく道の神津嶽の休憩所「ふれあい広場」のそばにあるシバグリの木にクリタマバチの虫こぶを見つけました。クリタマバチは戦前に日本軍が中国から持ち込んだクリの木について来たものとされ、クリの新芽に卵を産み付け、幼虫はふ化すると新芽の中に潜り込んで虫こぶを作ります。虫こぶはクリの雄花や雌花がつくところにできるので花が育たないので栗の実がならず、クリの農家にとっては恐ろしい害虫なのだそうです。
クリタマバチは体調3mmくらいの大きさで、メスだけで繁殖しオスは見つかっていないそうです。
クリタマバチを撃退する方法として、耐性品種や防虫剤が使われましたが、十分な効果が無く、今は天敵のチュウゴクオナガコバチを中国から導入して放虫して効果を上げているようです。やはり、人が自然を操作するよりも自然のことは自然に任せておくことが一番効率が良いと言うことでしょうか。(2017/5/19た)
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