上の写真はH27年8月にほしだ園地の星のブランコから東方向を見た森の様子です。茶色いものが点々と見えますが、紅葉が始まっているのではありません。ナラ枯れを起こした木々(ほとんどがコナラ)です。近年、ナラ枯れの被害は、北陸・山陰の日本海側から京都に広がり、大阪では数年前から高槻へ、更に3程年前から枚方、交野に拡大。昨年あたりから生駒に沿って南河内に広がりつつあります。
ナラ枯れは、カシノナガキクイムシ(以下カシナガ)がナラやシイ、カシなどのドングリのなる 木に穴を開けて入り、病原菌を持ち込んで樹木が枯れる伝染病です。 カシナガ(メス)は木に入り込む時、自分の餌となる「糸状菌(カビの一種)」を持込みます。菌が入ると木は防衛物質を出し自ら通道組織を目詰まりさせるので枯れると言うことです。左の写真は、カシナガにやられたコナラの木の根元付近ですが、カシナガが入ると穴からキナ粉のような木屑(フラス)がたくさんを出ます。この穴は爪楊枝の太さ位で、木の下部から次第に上に広がっていきます。
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