葉が青色(ブルー)に見える植物に出会いました。ほしだ園地から星田妙見神社に下りる途中にあり、イワヒバのように見えますがツル性です。写真中央付近から右側の葉が青色になっているのが分かると思います。
調べると、これは「コンテリクラマゴケ」とのこと、コンテリとは「紺照り(紺色に照る)」の意味らしいです。中国から園芸品種として日本に持ち込まれたようですが、最近自然の中に自生しているとのこと。コケと名がついていますが、イワヒバの仲間でツル性のシダ植物です。この場所では数メートルの範囲に広がっていました。
青く見える理由ですが、この葉の色は構造色で、葉の中に2重の層があって青い光を反射するからだそうです。植物の葉にも構造色を作るものがあるというのを初めて知りました。偶然でしょうか、この日は妙見神社の社務所前の木(ケヤキかエノキ)にたくさんのタマムシが飛んでいるのを見ました。タマムシも構造色で自然は本当に不思議です。(た)
以下は持ち帰った葉を観察したものです。
葉の表側です。青みがかって見えます。写真を拡大してご覧ください。
葉の裏側です。全体が緑色です。
裏側は青く見えません。
青く見えている葉に霧吹きで水をかけてみました。青い色が消えて緑色になりました。多分光の屈折率が変わったために色が変わったのではないかと思います。
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