6月になると、普段は何でもない散策路の近くに、ササユリの花が咲くことがあります。花言葉は「上品」「希少」とのことで、「歩く姿はユリの花」という言葉も昔からあるようで、その凛とした姿に、感動したりして、草花好きの中でもファンが多いようです。
くろんど園地で、そのササユリが今年は通年より、多く咲いているように思います。今回(6月10日)、いつも森林整備で笹刈りをしている辺りに、笹と並んで咲いていました。昨年は見られなかったように思います。(定点観測していた訳ではありませんし、観察の頻度も月2回が限度ですが)
私の勝手な想像ですが、森林整備により、開花が増えたのではないかと思いました。
ところで、ササユリは、ユリ科ユリ属の球根花で多年草花です。
種子は、翼を持ち風で散布され、初花まで7年以上かかるとのことです。
球根により、内部に豊富な養分を貯えることができ、成長へのゆとりがあるのかもしれません。笹刈りされたことで、日当たりが良くなり、葉が少しくらい刈られても成長するくらいの強さがあるのかと思ってしまいます。ただ、人工の栽培はなかなか難しいようです。
獣害の心配もあります。鹿が花を食べたり、猪が球根を食べたりするようです。くろんど園地に鹿はいませんが、能勢の方では、鹿がササユリを食べてしまうと、嘆いているササユリファンがいるようです。
笹の葉の中、まっすぐに立ち、花を咲かせているササユリを見つける喜びは、この時期の楽しみになっています。 (MS 2023/06/19)
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