森の工作会はクラフト好きのレンジヤ―が集まって、木の小枝や木の実、
タケやツルなとの自然材料を使い手作りでものを作る活動をしています。 自然素材のクラフトは、子どもたちがものつくりを通して身近な自然を知り、想像する力と創造する力を養い、自然やものを大切にする心を育てます。
森の工作会では杉玉つくりや正月飾りなど日本の伝統のクラフト作りにも取り組んでいます。
これまでの活動はこちらをご覧ください。
2022年の活動報告
森の工作会恒例の「杉玉つくり」を実施しました。
今回はより多くのレンジャーが杉玉を作れるようになると言うことで、自主研修での実施となり、5名の体験者が参加しました。
先ずは杉玉作りの基本を学ぶということで一日を割いて、杉玉のいわれを学んだあと、芯作りをしまた。
次に本番に向け、杉の葉採取のため園地に協力をお願いしてスギを一本伐採していただきました。
本番当日は、らくらくセンターハウス横の広場にテントフレームを設置して、杉玉がぶら下げられるようにして工具の安全使用説明後、前回作ってもらった杉玉芯を使って杉葉を挿していき、最終カットをして杉玉を完成。
今回杉玉つくりの伝承というテーマで開催、つたない説明ではありましたが参加者には 理解と習得をしてもらえたと思います。
1名を除いては初めての杉玉作りでしたが器用に道具を使いこなし立派な杉玉を作りあげていました。皆さんの作りは「できスギ」でした。
以下参加者の一人Tさんのの感想です。
スタッフの皆様の準備万端さに、朝きてびっくりでした。感謝!感謝!感謝!です。はじめての参加なので、杉の枝の差し込み具合がよくわかりませんでした。講師の方の言う通り、ダメな見本になってしまいました。つまり、もっと密にさしこまなくてはいけないのに、差し込めない状態になってしまいました。結果は、最後の仕上げをしたらきれいな丸刈りではなく、所々に禿のある杉玉になってしまいました。最後の仕上げ工程も結構大変で、はさみを持った右手の親指の付け根が、10日経った今でも痛みが残ってます。
おそらく次回チャンスがあれば、もっと上手くできるだろうと思います。(きっと)でも、ちょっと不出来な杉玉でしたが、日に日に色づいてきているのを見てますと、愛おしさが湧いてきます。最終的にどのような色になるのか楽しみです。スタッフの皆さまのご苦労を思いますと、このプログラムに一般の方の募集をするのは、ちょっとハードルが高いと感じました。とはいえ、なんかの形で、このプログラムを存続させていきたいものです。
当日の写真