「自然解説のトレーニングワークショップ」を実施しました。
予定ではくろんど園地で解説トレーニングを実施する予定でしたが、雨予報のためWeb講座に切り替えて園地特有の自然紹介をすることになりました。
講座では、始めに知っている様で知らない「府民の森誕生のものがたり」と「パークレンジャー誕生のいきさつ」の話の後、くろんど園地の特徴的な自然紹介として、色々な動物に似た岩、ポットホールや板状の木の根(板根)の不思議、両生類に詳しいレンジャーからニホンアカガエルの生態解説やモリアオガエルの話など全員興味深く聞きました。
参加者のふり返りでは、府民の森の歴史やパークレンジャーの誕生の経緯は知らなかった。(コロナのせいもあり)園地に行けていないが色々な自然の話をじっくり聞けて良かった、今後の活動で生かしたい。ポットホールなどあることを知らなかった。知らない話が多く今後もこんな講座を開催して欲しい。
園地ごとに特徴的な自然・季節の自然をまとめてレンジャーが共有できるようにすると良いと思う。自然解説のツールなどを紹介し合い、皆で共有できると良いと思う...などのコメントがあり、次年度のスキルアップの計画につなげて行きたいと思います。
自然解説のスキルアップ講座
フォローアップ編の第3回目を実施しました。
今回は自然解説の実践をしてみるということで、身近に手に入る木の葉っぱを持ち寄ってもらって講座を進めました。
インタープリテーションの考え方や伝えたいことの話を聞いてから、葉っぱ一枚の観察からテーマを考えてもらい解説をしてもらいました。
短時間でしたが、色々な話が飛び出して、それぞれの自然の見方や考え方伝え方を参加者全員で共有しました。
①クスノキの葉の虫こぶとダニの不思議な関係
➁ヒノキと杉の匂いの違い、人工林や木の利用の話
➂落ち葉の行方について目に見えない生きものの働きの話
④キンモクセイの匂いと人が季節を感じる話
➄モッコウバラの葉にハチが来る不思議
⑥シソやキクイモの葉から人が里山利用をしてきた話
当日の資料: インタープリテーションについて、葉っぱ一枚の観察から、
スキルアップ講座「いまさら聞きにくい地球と生命誕生の話」をZoomで
実施しました。
第1話 「地球のあるある」
第2話 「 地球と生きもの誕生の歴史」
当日はWeb講座は初めての方や普段外出しにくいレンジャーの方も参加され合計13名での実施となりました。
JPAでは、多くのレンジャーが自然解説ができるようになりたいと思っていることから「自然のことを分かり易く伝えられるレンジャーになる」と言う目標を掲げて取り組んでいます。
今回は地球や生命誕生の話で余りなじみのないテーマですが、知っている様で知らない地球の構造と動き、その成立ちや生きもの誕生の歴史を皆で学びました。
ところで講座で「地球のあるあるクイズ」をしましたが、皆さんは次の問いに答えられるでしょうか?
①地球の年齢は何歳でしょう?
➁地球の大きさ(半径)はどのくらいでしょう?
➂地球の中心部は何てできているでしょう?
➃大気の二酸化炭素濃度はどのくらいあるでしょう?
答えは講座資料の中にあります。
(T.T記)