2019スキルアップ研修

2020/2/11「自然解説ができるようになりたい--フォローアップ編」

参加者の皆さん
参加者の皆さん

 今年度第3回目のスキルアップ研修「自然解説ができるようになりたい--フォーアップ編」を私市植物園で実施しました。寒い時期ですが、17名のレンジャーが参加して賑やかな研修会となりました。

 

 午前中はアイスブレイクゲームの後、4グループに分かれて「冬越しの生き物探し」を実施。

 色々な野草のロゼットや木の冬芽、ミツマタの花、タンポポやオオイヌノフグリの花、小型のアブ、ヤモリの卵、メジロ、ヒヨドリ、アオジ、カラスなどが見られました。
 
 午後は自分の解説テーマを決め、子どもを含むファミリーを対象に話をする設定で、一人5~10分で順に解説を実践し、話が終わると聞き手役のレンジャーから評価をしてもらいました。

 

 伝わる解説ができるようになるには、色々な自然の話の引き出しを持つとともにに、テーマ設定や話し方の技術を磨き、実際に話をする機会を多く持つことが大切です。今後も自然を分かり易く伝えるために自然観察会や解説をしてみるみる場を作っていきたいと思います。   (2020/2/11 T.T)

当日の資料:春夏秋冬どうして生き物は春を知るか? 

当日の様子

2019/8/25「自然解説ができるようになりたい--実践編」くろんど園地

森の広場でオープニング
森の広場でオープニング

 16人のレンジャーが参加して、くろんど園地で自然解説のスキルアップ研修を実施しました。
 「自然解説ができるようになりたい--実践編」では、午前中は五官で探すネイチャービンゴで自然観察をしながらスイレン池まで行きました。途中、ハイイロチョッキリが落としたコナラの枝、タマムシ、背中に♡があるエサキモンツキノカメムシ、オオツマグロヨコバイ、キンミズヒキ、ダイコンソウ、アリジゴク、スミレの種子、アケビ、小魚などが見られましたが、参加者の皆さん季節の自然に興味津々でした。スイレン池ログハウスに着いてビンゴ合わせでは、全員が一つ以上のビンゴが完成しました。


 午後は自然解説で伝えたいことや分かり易い解説をするにはの座学のあと、葉っぱ一枚から色々な解説ができる事例を聞いてから、各自がテーマを決め解説ストーリーを考え、グループに分かれてそれぞれが解説をして互いに評価をし合いました。

 

 ふり返りでは、自然解説はものそのものを説明するのではなく、自然の仕組みや役立ち、生きものと生きもののつながりや人と自然の関係などを分かり易く伝えることだと分かった。皆で自然観察すると一人では気づかない自然が見られる。色々な話ができるようにもっと自然の知識を身につけたい。分かり易い解説ができるように話し方や伝え方を工夫したい。クラフトの催しで小さな子どもたちに自然をどう伝えるか課題。今後も学びの場として自然観察会や体験の場を設けて欲しい...。など、参加したレンジャーの自然解説への熱い思いが感じられる一日でした。(T.T)
当日の資料: 自然を分かり易く伝える葉っぱ一枚から伝えられること

      ネイチャービンゴ用紙、  色々な話の引き出しを持つには

2019/8/17「自然解説ができるようになりたい--基礎編」生野区民センター

 自然解説のスキルアップ研修で基礎編を実施しました。

 パークレンジャーの役割には、催しの参加者に自然のことを分かり易く伝えると言うことがあります。

 

 講座では、先ず今回参加した方に自然解説について自分の課題や思いを語ってもらいました。

 

 植物の名前が中々おぼえられないが図鑑で街路樹などを覚えるようになった。中々スキルが伴っていないがモチベーションを切らさずに身近な自然が解説できるようになりたい。大人と子ども相手にどう話をしすれば良いか分からない。実践するしかないと思うが一歩一歩進めて行きたい。詳しい人と自然観察する内に興味が湧いてきて自然の不思議を伝えたいと思うようになった。自然解説は名前を言うのではなく自然の不思議を伝えることだと思う。自然解説には知識と慣れが必要だと思う。普段近くの公園の自然を見てどう説明するか考えている...などの話が出ましたが、参加レンジャーの自然解説に対する思いが良くわかりました。

 

 座学では地球と生命の歴史、水の循環や生き物のつながり、日本人と自然、そして自然解説で伝えたいことなどの基本学びました。(T.T) 

当日の資料:自然解説-座学編自然解説で伝えたいこと日本人と自然

      地球生命誕生の歴史

くろんど園地

ほしだ園地

むろいけ園地

中部園地

ちはや園地