2018年度森林整備部の活動報告

2019/3/23(日)  定例活動

 今年度最後の定例活動を9人の仲間で実施しました。

 午前中はミズバショウの見頃を迎えて、その背景となる八ツ橋山側の林縁部の落枝・倒木の処理や笹刈りを行いました。

 午後はさんさくの路の池の山側の笹刈りや以前ナルコユリが咲いていた場所を特定するため、藪漕ぎを行いました。これから春本番を迎えてミズバショウやカタクリなど多くの自然に出会えることでしょう。

 今年度は昨年9月の台風他の影響から森林整備活動も荒れた森林の復旧に微力ながらも注力してきましたが漸く一段落し、今後とも更に明るい森林を目指して活動してゆくこととなります。

2019/3/21(木祝) 「くろんどの森創りプロジェクト」に参加しました

参加者の皆さん
参加者の皆さん

 みどり公社主催の「くろんどの森創りプロジェクト」第一回目の活動に参加しました。

 この日、一般参加の方や交野市観光協会、交野ゆうゆう会、大阪府岳連、ソトアソの皆さん、みどり公社、府関係の方々など、パークレンジャーも合わせて50名近い人が参加しました。

 近年ナラ枯れの被害や台風の倒木などで府民の森が荒れています。今回の取り組みは、そんな森を市民参加で綺麗で明るく色々な生き物が住む森にしたいと言うことで企画されました。

 作業にかかる前に森創りプロジェクトの趣旨やナラ枯れの話などを聞いた後、班に分かれてBBQ広場横の斜面とキャンプサイト跡地で倒木処理やササ刈り、常緑低木の除去作業をしました。綺麗になった山肌には、ヤマザクラ、エノキ、クマノミズキなど合計40本の苗木を植えました。

 今後は定期的に下草刈りをするなど、市民参加の継続的な森作りを進めて行くことになっています。くろんどの森創りプロジェクトのしおりはコチラ

2019/3/18(月)  定例活動

 

 3/21に予定の「くろんどの森創り」予定地の整備、3/24にむろいけ園地で開催予定のおもしろウォ-クに使用する竹ぽっくりの製作、さんさくの路 くぬぎ植林地の下草刈を行いました。晴天に恵まれ気持ち良い作業が出来ました。

 

 八ッ橋付近のミズバショウは白い仏炎苞が出始めていましたが花はまだ見られません。カタクリはつぼみをつけたのが3つほど出ていて、イノシシに荒らされたエリアにもポツポツと葉が出てきてました。いずれも見頃までもう1~2週間はかかりそうな感触です。

2019/2/18(月)  定例活動

 カタクリの季節が近づいてきたので、カタクリの森の山側(南西側)に残っていた倒木の処理を行いました。

 

 少し前から、カタクリの森でイノシシの侵入跡の報告があり気になっていたのですが、侵入形跡は北側を中心に全体の半分くらいの領域に広がっていました。この様子だと今年の開花はかなり減るかもしれません。これ以上、侵入が広がらない事を祈るばかりです。

2019/2/9(土)  定例活動

 くろんど園地にはカスミサンショウウオやヤマアカガエルなどが生息していますが、近年それらの生き物の卵塊を育む環境(池:水場)が土砂堆積により荒れてきたため、一部の土砂の撤去作業を行いました。果たして今年はそれらの卵塊が観られることでしょうか?

 それから放置竹林対策として伐採

した竹の様々な利用が考えられていますが、今日は竹割器を使って縦に6等分したスタードームの支柱作りや竹とコーヒー豆の麻袋を利用したブッシュチェアー作りに挑戦しました。

 以上今回は通常の笹刈りや落枝撤去作業に加えて上記の作業に取り組みましたが、風もなく午後には日差しも出て暖かく感じた一時でした。 

2019/1/26(土)  定例活動

         参加者
         参加者

 朝から、時折,雪がぱらつき、昼すぎになると、陽がさしこむ、変化の多い一日でした。

 作業は、第2キャンプ場の炊事場に置いてあるホダ木の移動に始まり

次に、八つ橋の竹柵を新しいものに

交換する作業を行いました。

 午後は、カタクリの森の竹柵を、

新規にしました。杭打ちからの作業で、竹を取り付けて、竹柵を完成させました。慣れない作業ですが、皆で協力して、新しい竹柵が出来ています。

 訪問者の方にも、整備された園地の印象を持っていただけると思います。

 機会があれば、是非、確認ください。

2019/1/21(月)  定例活動

         参加者
         参加者

 午前中、八ツ橋の竹垣補修用に竹を切り出し5mの長さにして約20本を八ツ橋まで運搬。

 午後は、1/19にGreen Giftの催しで使った道具類をシャワー室から2F倉庫に戻した後、1F倉庫の扉を塗装して終了。

 

2019/1/12(土)  チェーンソー講習会

講習参加者
講習参加者

 森林整備作業を効率的に実施すためチェーンソーなどの動力を使用していますが、安全作業を目指して毎年この時期に講習会を実施しています。

 今日はチェーンソー本体・オイルや燃料・メンテナンス道具などの保管場所の確認から始まり、作業の際の保護着衣、ソーチェーンの交換、燃料等の補給方法、安全な取り扱い等の説明を受け、その後人工林に移動してヒノキの伐倒を体験しました。

 「習うより慣れろ」とはよく言ったものですが、周辺も含めて安全に配慮しながら体験を積んでゆくことの重要性を改めて認識した一時でした。

 それからカタクリの森で本当に残念な出来事が起きていました。森の一部にイノシシの堀跡が見つかったのです。恐らくはカタクリの根(以前はこれで片栗粉を作った)を食べたのでしょう。これ以上被害が広がらず、早春には可憐な花を咲かせてほしいと願うばかりです。

2018/12/22(土)  定例活動

全員集合
全員集合

 本年最後の森林整備作業は、古代には1年の始まりである冬至の日に行いました。

 午前中は小雨のため、管理事務所1F(新設)&2F倉庫の備品類の整備と雨中の自然観察、午後には小雨も上がったので引き続き八つ橋周辺の管理道沿いの倒木落枝等の再集積や笹刈りを実施しました。       

 小雨が降ったり止んだりのお天気でしたがそれなりに楽しめることが確認できた一日でもありました。自然観察では、雨中での自然の様子やウスタビガの繭、アオツヅラフジの種子など観察できました。

 本年は特に地震や台風などの自然災害が多く、その処理に多くの森林整備スタッフ各位が時間を割いた一年であり、大変お疲れ様でした。来年は倒木等被害を受けたエリアへの広葉樹の植樹作業も一般の方々と共に実施する計画が進行中ですので、ご期待ください! それでは皆さん、良いお年を!!

72018/12/17(月)  定例活動

倉庫の中
倉庫の中

  朝には雨は上がり予定通り作業しました。
園地は朝霧がかかってしっとりして、人影もなく晩秋を感じる日でした。
 この日作業は、午前中やすらぎの路と第1キャンプ場に向かう管理道沿いにある残置木を処理してすっきりさせました。
 午後は、出来上がった倉庫にエァーコンプレッサ、刈払い機、長尺物の道具などを2階倉庫から移動して入れました。倉庫には日本パークレンジャー協会のプレートか付きました。尚、部員のFさんから収納BOXを提供いただきましたので2階倉庫に入れました。

2018/12/13(木)  定例外活動

 倉庫が完成しました。あと表面板の塗装をすれば終わりです。

2018/12/8(土)  定例活動

 放射冷却による寒さが厳しい朝方でしたが、天気は快晴で日中は気持ちのよい作業日和でした。

 午前中は翌日のクリスマスリースイベントの材料手配のため人工林でヒノキやネズミサシの緑を採集したり、シイタケやナメコの生育状況の確認、カブトムシのための朽ちかけたコナラの榾木の移動など行いました。

 午後には八ツ橋から第一キャンプ場に至る管理道沿いに未整理の落枝・倒木が積まれたままになっていたため、差し支えない場所への再集積を行いました。このエリアにはまだ未整理の集積があるため次回も引き続きの作業となります。

2018/11/29(木)  定例外活動

ドアを付けました
ドアを付けました

  園地管理事務所横の空きスぺスに倉庫を作るため作業をしました。この日は床面にブロックを敷き、床板を敷いて木の枠を固定してドアを取り付ける作業をしました。
 慣れない作業でしたが、園地職員さんの指導をいただいて何とかドアを取り付けることができました。
 後は上と横の空いたところに板を張って表面を塗装すれば完成です。年内にはメンテ用のコンプレッサーを入れるのと、スチール棚を置いてチェーンソーや刈払い機なども入れられるようにしたいと思います。(小)

2018/11/24(土)  定例活動

正月飾り用竹の切り出し
正月飾り用竹の切り出し

 朝夕はめっきり冷え込むようになり、園地事務所前のドウダンツツジも紅葉が見ごろとなっています。

 本日の森林整備では午前中は駐車場山側での正月飾り用の竹の切り出し及びキャンプ場に向かう管理道脇の残置木の整理集積、午後は管理道脇のせせらぎ湿地の落枝整理とカタクリの森やさんさくの森入口の笹刈りを行いました。                         

 最後に伐採すべき樹木(特に常緑樹)についてはその目的や樹木名・特徴等を再学習しました。

 また振返りでは、竹伐採についても倒木方向を決めロープでテンションを掛けて倒すことを再確認しました。

 ところで園地内での火器の使用はこれからの季節特に多くなると思われますが、指定された場所で使用するように心がけましょう(指定場所以外では使用禁止となっています!)

 

2018/11/19(月)  定例活動

参加スタッフ
参加スタッフ

 冬の寒さを感じる日でしたが、園地ではタカノツメが黄葉し、雨後の落葉が甘い香りを出していました。

 この日の作業は、八ツ橋から駐車場へ向かう管理道沿いの湿地にある落枝を適寸に切り、集めて水辺の対岸に置きました。
 人工林ではシイタケとナメコガたくさん収穫出来ました。

 

追記:カタクリの森横にBBQをした後のゴミが捨てられ散乱していました。

マナー違反は残念です)

2018/11/10(土)  定例活動

  秋晴れの穏やかな天候のもと、参加者9名で、2班に分かれて倒木、落木等の整備を行いました。園地ではラクウショウやドウダンツツジの紅葉が見ごろを迎え、ミズバショウの冬芽も確認できました。

 午前中は前回からの続きでやすらぎの道での倒木処理とカタクリの森付近の落枝処理およびホダ木の調達、運搬を行いました。午後からはカタクリの森でのササ刈りと八つ橋上流部の落枝、倒木処理をしました。

 台風による倒木処理も進み、八つ橋付近もやっと普段の風景に戻りつつある感じです。今日は天気もよく多くのハイカーさんたちが訪れていたため、管理道では通行の妨げにならないように注意をはらいました。(R.S.)

2018/10/31(水)  臨時活動

 韓国のTV局(Jtbc)が、府民の森パークレンジャーの活動を取材に来られました。日本での自然にかかわるボランティア活動の事例を韓国内に紹介したいと言うことで、この日は大阪シニア自然カレッジのゲストティーチャーで自然ガイドの様子と、森林整備作業の様子を取材されました。

 
 当日の作業は、やすらぎの路沿いの湿地に倒木したラクウショウの処理をしました。足下にはミズバショウの冬芽があるので、作業中は踏まないように注意が必要です。

2018/10/27(土)  定例活動

 秋の気配が濃くなって、園地ではウルシやハゼ、モミジやタカノツメなどが色づいてきました。
 この日は、午前中シイタケのホダ木調達と倒木の処理を兼ねて、交歓広場横の管理道に一時置きされたコナラを処理しました。
 午後は八ツ橋上部の管理道沿いに落ちた落枝等を水辺の対岸山側に集積作業をしました。

 

2018/10/22(月)  定例活動

 前回に引き続き、カタクリの森の倒木処理と一部下草刈りを実施しました。まだ一部倒木が残っていますが、随分綺麗になりました。 
 昼休みにアサギマダラを探して、さんさくの路を歩いて見ましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。

 シイタケも見に行きましたが、一つ収穫できただけで、まだ秋子が出るのは少し先のようです。

2018/10/13(土) 定例活動

 台風21号襲来後4回目の森林整備を実施しました。今回もカタクリの森と八つ橋のミズバショウ咲く湿地の残された倒木処理及び落枝除去などを行いました。

 カタクリの森も今回でようやくほぼすべての倒木を処理でき、また八ツ橋の湿地も暴風による落枝なども何とか除去出来ました。

 しかし園地全域を診るとまだまだ台風の爪痕が散見され全園復旧までは時間を要する様です。我々森つくり隊も微力ですが、一歩づつ着実に全園復旧に向けて歩みを進めてゆきたいと思う次第です。

2018/9/22(土) 定例活動

 

 台風21号以降、3回目の森林整備になりました。本日は17名も参加頂けたおかげて、強風の影響で根返り(下記参照)になっている倒木を中心に、3か所の台風被害を処理することができました。(下記の写真①②③を参照下さい。)

 

根返り:木が途中から折れるのではなく、根が土を掴んだまま根元からひっくり返って倒れている状態のこと。根返りは地下水位が高い場所で起こりやすいらしいです。確かに2か所の木①②は、八ッ橋の湿地帯とさんさくの路の湿地帯にあり、いずれも地下水位が高そうな所でした。

 

 実際に作業を体験させて頂くと、これまでイベント開催やハイカーとして訪れていた園地が、職員さんの日々管理によって支えられていることを改めて認識しました。まだまだ、整備する箇所は残っていますので、引き続き、ご参加のほどよろしくお願いいたします。(ます) 

くろんど園地は安全確保のため休園していますので、ウッドデッキにも侵入防止のコーンを配置しています。

2018/9/17(月祝) 定例活動

 前回に引き続き、カタクリの森の倒木、さんさくの路の倒木を処理しました。カタクリの森の倒木はまだ処理残があり、掛木となったものがあるので作業の時は十分注意が必要です。
 園地は閉園表示がされていますが、結構多くのハイカーが歩いています。作業時は注意をして下さい。(た)

2018/9/8(土) 台風21号による倒木の処理作業をしました

 9/4の台風21号の影響が園地に及んでいます。

 八ツ橋のヒノキ、カタクリの森のサクラやシロダモ、第2キャンプ場のアカマツやヒノキ、さんさくの路のコナラ、人工林のヒノキなど多数が倒木しています。一部は管理道を塞いでおり、八ツ橋のウッドデッキや竹垣も破損状態です。

 取りあえず今回は八ツ橋のヒノキ倒木、カタクリの森の倒木、そしてキャンプ場の広場に倒れたアカマツを処理をしました。

 今後、園地の方と相談しながらレンジャーとしてやれることをして行こうと言うことになりました。(た)

2018/7/14(土) 養成講座「森林整備体験」を実施しました

 詳しいことは養成講座短信をご覧ください。

2018/7/12(木) 7/14(土)養成講座「森林整備体験」の下見

 人工林でヒノキの選木。及び道具類の確認準備をしました。

2018/6/18(月) 定例活動

 大阪北部地震発生のため作業中止しました。

2018/6/9(土) 定例活動

 今回は初夏の快晴のもと①今シーズン菌打ちした榾木の人工林内への本伏せ ②第2キャンプ場内キャンプサイトにおいてやり残したベンチ周辺の草刈り&奥斜面の健全な森再生のための間伐 を実施しました。

 ①については、既に老朽化した榾木のカブトムシ養殖場への移し替え作業も併せて行い ②については来るべきキャンプイベントの会場整備の一環として行い、また併せて刈払機の実習も実施出来ました。

 そして今シーズン最後のササユリの花や唯一確認しているイチヤクソウの株、これから蕾を膨らませるであろうウバユリの群生など園地内の初夏の自然を観察することも出来ました。

2018/5/26(土) 定例活動

 前回に続いてキャンプイベントのエリアの整備を行いました。午前中は第2キャンプ場トイレ前のエリアの笹刈り、午後にはキャンプ場奥の暗い森の常緑樹の間伐を実施しました。作業後改めて同エリアを眺めると小道はスッキリと整備され暗い森は陽光差し込む明るい森になっていました。

 また作業の効率化には欠かせないチェンソーや刈払機の取り扱いについても空いた時間で学習することが出来ました。

 初夏を感じさせる蒸し暑い一日でしたが、滅多にお目に掛かれないヤマドリにも遭遇出来、また様々な自然と触れ合えた一日でした。

 

2018/5/21(月) 定例活動

 第2キャンプ場のトイレ側、テントサイト跡の林縁を整備。爽やかで気持の良い1日で色々な野鳥の鳴き声が聞こえる中、6/23, 24にキャンプのイベントがあると言うことでテント場周辺のササ刈りや常緑樹の間伐を重点に施業。

 作業後は暗い森が透けて見えるようになりました。湿地にはカキツバタが咲き、整備地にはササユリやノウサギと思われるフンなども発見されて楽しい一日でした。(た)

2018/5/12(土) 定例活動

 前回に引き続き、八ツ橋上流の駐車場に続く管理道沿いの水辺周辺を整備をしました。ウバユリの群生があり、周辺のササゃ雑木を慎重に除去して管理道側に杭を打ちテープを張りました。
 午後は人工林に入り、古いホダ木場を整備しました。古いホダ木は取り除き、新しいホダ木が置けるようにして、ヒノキを一本切り皮をむいて横木を入れ替えました。園地ではササユリのつぼみが大きくなっています。

2018/4/28(土) 定例活動

 八ツ橋上流の駐車場側管理道沿いの水辺周辺の整備をしました。
日中は、夏を思わせるような陽気の中での作業でした。

 この日は、駐車場のエゴノキのオトシブミや、カタクリの実、ササユリの一枚葉の観察をすることもできました。

2018/4/23(月) 定例活動

 3人の参加者で、八ツ橋の第2キャンプ場への入口山側のササ刈りを実施しました。ミズバショウの葉が随分大きくなり、もうカタクリの実が一杯ついています。

 午後、さんさくの路を歩いてみましたが、今年は池にオタマジャクシが見られず残念でした。人工林ではシイタケが少し収穫できました。 

2018/4/14(土) 定例活動

  1.  八つ橋上流駐車場側の水辺周辺の整備で、落枝回収やササ刈りをしてきれいにしました。

 作業場を通過するビジターに整備への感謝の声を多く聞き、やりがいを感じると同時に、落枝類や刈り取ったササ類を並べて集積することの大事さを実感しました。 

 

くろんど園地

ほしだ園地

むろいけ園地

中部園地

ちはや園地