1. アサギマダラ
アサギマダラは遠く台湾や沖縄から日本本土まで旅をするチョウで、ゆっくりと羽を動かして飛ぶのが特徴です。羽の白っぽい部分が浅葱色(あさぎいろ:うす緑色の青)に見えるのでこの名がつけられました。このチョウは主に熱帯地方にいますが、中国、韓国、日本など広範囲に生息しています。アサギマダラは春から初夏に南方の島々から北上し、夏に本土で繁殖、秋には新しい世代が南を目指して帰っていきます。
2. アリジゴク
アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫です。岩陰やベンチの下の砂場にすり鉢状のくぼみを作り幼虫は住んでいます。アリや小さな虫がすり鉢に落ちるとアリジゴクの幼虫は牙で砂粒を投げ虫を穴の中心に寄せて毒液を注入して仮死状態にし、その体液を吸って大きくなります。
アリにとってはこの穴はまさに地獄です。
3. タマムシ
タマムシは日本で一番きれいな甲虫です。夏の暑い日にケヤキやアキニレの木の周りを飛んでいるのを見かけます。タマムシは虹色に見えますが、これは羽自体に色があるのではなく、羽が特殊な光を反射する構造になっていて金属感のある赤や緑に見えます。この色は時間が経っても変わることはありません。
昔はウバタマムシはタマムシのメスだと思われていましたはが、しかしタマムシとは別種の昆虫です。
ウバタマムシは松の葉を食べるのですが、近年ば松枯れで松が減ってしまってウバタマムシを見かけることはほとんどなくなってしまいました。
5. カマキリ
カマキリは小さな昆虫や小動物を捕食しますが、時には自分より大きなカエルやトカゲなども捕食するようです。
カマキリが餌を捕る判断をして鎌を振り下ろす速さは0.05秒、ヒトが判断して行動する時間は0.2秒。
この違いはヒトが全ての情報を一度脳に集めてから判断行動するのに対して、カマキリは体に分散した神経節(分散脳)で直接判断して行動するからだそうです。昆虫の能力恐るべし..。
カメムシには実に多くの種類がある。形や色は実にさまざまである。
このカメムシの特徴は何といっても背中にある紋様がハート形をしていることにある。
よく観察すると背中の中心にもう一つ小さな紋があることに気づく。
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