1. 森の甘い香り
冬の森を歩くと、甘い香りを感じたことがありませんか? 綿菓子やキャラメルなどの香りに似ています。この香りは、落ち葉が水分を含んで発酵するとマルトールと言う匂い成分を出すからだそうで、カツラやタカノツメの落ち葉は良い匂いを出します。 木の葉が枝についている時は何も匂わないのに落葉したら甘い香りを出すのは自然の不思議です。さて、甘い香りがする落ち葉ですが、なめると一体ど んな味がするのでしょうか?
2. ウメノキゴケ
「ウメノキゴケ」は、サクラなどの古木の表面によく見かけます。コケと名がつきますがコケの仲間ではなく、菌類(キノコやカビなど)と藻類(モの仲間)が共生関係をつくって生きています。ウメノキゴケは生命力が弱く、綺麗な空気の中でしか育たず、空気が汚れた都市部には少ないので大気汚染の指標とされています。名の由来は梅の木に良くつきコケに似ているのでその名がつけられました。
ツチグリは湿った場所でヒトデのように星形に開いた形でみられる。中心には球形の袋があり、上には小さな裂け目があり手で押すと煙のようなものが飛び出す。
ツチグリの袋の中には胞子が一杯詰まっており、自然の中では、雨粒が落ちて袋に当たると胞子が飛び出し雨水に乗って運ばれていく。
ヒトデのように開いた手は乾燥すると袋を包み込むように閉じてしまい固くなってしまう。しかし水をかけてやると、再びヒトデのような手を開き胞子を出すようにになる。
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