寒中ではありましたが８名の参加者でかいがけの路を登って園地を歩きました。    ゆっくり自然を見ながら歩くと時間が過ぎるのも忘れます。途中生きもののフィールドサインを見つけたり、色々な野鳥の声、見知らぬ野草の発見、寒い中に咲く春の野草などとの出会いは大きな楽しみです。、
　八ッ橋ではミズバショウの芽がだいぶ伸びてきましたが、イノシシが掘り返した跡が散見され、春の開花を前にして少し気がかりです。

　大寒の暦、冬芽や板根の紹介などで掲示板を差し替えました。早速ビジターさんが読んでくれていました。

　 この日は４人で久しぶりに土生川谷奥ルートを詰めてすいれん池に入りました。園地はウルシやカエデの紅葉、コシアブラやタカノツメの黄葉が秋の日差しに映えて綺麗に見えました。 ログハウスでは掲示板を貼り替えてからルート案内をしたり、小枝のクラフトの練習でモックンを作ったり(飛び入りで小学一年生が一人クラフトに参加)、また次回に備えてネイチャーゲームの「ノーズ」の練習をやったりしました。
　特記事項としては、私市駅前のナンテンの木に最近珍しいミノムシを多数発見。次回私市駅でご覧ください。また水舞台の上部にヒヨドリバナの群生地があるのを見つけました。残念ながら水舞台の池は半分が土砂に埋まっています。

　秋晴れの一日で多くのビジターさんが訪れ、ルート案内や園地の自然の紹介、またアンケートなど忙しい一日でした。特記事項としては、写真の野鳥がログハウスに迷い込んでいたのをお客さんが見つけてくれました。だいぶ弱っていましたが、外のデッキにおいてやるといつの間にかいなくなっていました。何という名の野鳥でしょうか? 帰りにはさんさくの森で数頭のアサギマダラを見かけました。くろんど園地のさんさくの森付近ではこれからアサギマダラが見られる季節になりました。

　園地では秋の雰囲気が濃くなってきました。あちこちにジョロウグモの巣を見かけたり、もうカエデが紅くなっていたり、キンミズヒキやヒヨドリバナなども咲いています。デッキのスダジイの木には大きな実がついてヤマガラがしきりに訪れ、何かをちぎり取るような動作をしていました。ログハウスでは、子どもたちが生き物探しをしたり、図鑑を調べたりしていました。涼しくなったせいかくろんどからほしだ園地へ向かうハイカーが多くなってきたようです。

　朝から小雨模様でしたが催しを実施しました。今回はお客さんはなしかと思っていましたが、一組の家族が来られました。ご挨拶と安全注意の後、ゲーム「ノーズ」をしてから観察に出発。雨で生きものには出会えないかと思いましたが、直ぐにヒグラシの幼虫やコクワガタを発見。お目当てのホタルは出てきませんでしたが、第２キャンプ場ではアリジゴクを掘り出して観察することができました。皆さん初めての夜の自然観察でしたが、色々な生きものに出会えて感動の様子でした。

　２人のレンジャーで５人のお客さん(子ども３、大人２)をガイドしました。お客さんは全員夜の自然観察は初めてで興味深々でした。生きものの名を当てるゲームをしてから辺りが暗くなるのを待って出発。この夜見られたものはアブラゼミの幼虫多数(アリに襲われている幼虫も)、羽化後のニイニイゼミ、暗やみに飛ぶヘイケボタル、トノサマガエル、カミキリムシ、コメツキムシ、アリジゴク、コクワガタなどなど..。皆さん時間が過ぎるのを忘れて次々現れる生きものに見入っていたのが印象的でした。

　今年初めてのスイレン池での定例活動で４人のレンジャーが参加しました。まず掲示板を夏バージョンに変えたり、事務所の掃除をしてからお客さんのガイドをしました。暑い時にもかかわらず、次々多くのハイカーがログハウスを訪れ、昼過ぎまで休憩する暇もなくルートの案内や、山や自然、園地の生きものなどについてあれこれ話することができました。ログハウス前のスダジイの木陰は大変涼しく、お客さんと一緒にゆったりした時間を過ごすことができました。

　7/26(土)くろんど園地キャンプ場で実施するナイトハイク「夜の森の探検隊」の下見をしました。参加レンジャーは５人。事前のコース確認でノウサギに遭遇したり、夜の下見ではセミの羽化をはじめ色々な生きものに出会うことができました。 　
　この夜確認できたものは、羽化直前のアブラゼミとニイニイゼミ多数、ヘイケボタル、カミキリムシ、ナナフシ、コガネグモ、アリジゴクなど。