この講座はNPO法人日本パークレンジャー協会の育成指導部が企画運営しています。
ちはや園地で最後の講座が実施されました。午前中は、園地を紹介するガイドウオーク。午後はこれから本格的に活動をしていただくにあたり「ボランティア」についての話を聞いた後、終了証が授与されました。
今年は新たに22名のレンジャーが誕生しましたが、今後は催し活動を始め、森林整備や森の工作会、ゲストティーチャーなど色々な活動に積極的に参加して欲しいと思います。24期生の皆様、8か月間の講座お疲れ様でした。そして今後の活躍を期待しています。
(当日の資料はこちら「ボランティアについて」)
24期生の皆さんの自己紹介はこちらをご覧ください(工事中)
2016/10/30(日) Bチーム「森のクラフト パートII」
快晴の秋空の下、Bチームの催し「森のクラフトパートII」がほしだ園地で実施されました。作るのは木の小枝で写真立と段ボールをベースに木の実やドライフラワーで飾り付けるフォトフレームです。催し参加者は54名でその内クラフト実施は32人でした。テントやテーブルの設営、受付準備、木の実の説明パネルやドングリころころの遊具も置かれ、10:30からスタートして14:00過ぎまでお客さんが途切れることなく盛況でした。ふり返りでは、子どもの想像力に驚かされた、お客さんが楽しそうな姿にやってよかったと思った。 仲間が協力して連携することの大切さが分かったなどコメントがありました。 Bチームの皆さんお疲れさまでした。(森のクラフトの募集チラシ)
2016/10/23(日) Aチーム「わんぱく村自然体験」
Aチームの催しは交野わんぱく村のゲストティーチャーとして、くろんど園地で79人の子どもたちを対象にして丸太切り、ヒノキの皮むき、カモフラージュ、森の福笑いの4つのアクティビティーを順に体験してもらいました。大人数を10名のスタッフで分担して実施する難しさがありましたが、先方との調整、会場の設定や順路、安全管理など全員で綿密に計画して本番実施となりました。子どもたちにはそれぞれの自然体験を通じて自然の不思議や面白さが伝えられたと思います。ふり返りでは企画することの楽しさが分かった。皆で協力することの大事さが分かったなどの気づきの言葉がありました。
Aチームの皆さんお疲れ様でした。(わんぱく村自然体験のチラシ)
AチームとBチームの下見を実施しました。計画書だけでは実際の催しのイメージがつかめません。現場で実際に計画のアクティビティーをやってみてプログラムを確認したり、材料の準備や役割分担、安全管理事項などを確認しました。因みにAチームは10/23(日)にくろんど園地で「交野わんぱく村」の子どもたちにヒノキの皮むきや丸太切り、ネイチャーゲームでカモフラージュと森の福笑いをします。またBチームは10/30(日)にほしだ園地で「森のクラフトパートII」と言うことで自然材料を使ってフォトフレームを作ることにしています。それぞれの催しチラシはコチラ、Aチーム、Bチーム
10/15(土) Aチーム下見の様子
10/16(日) Bチーム下見の様子
日本の国土の2/3が森林で覆われています。その森林を構成しているのが多くの種類の樹木たちです。今回の講座はそんな樹木について自然観察を通してさらに理解を深めるために実施しました。
午前中は私市駅前~森林鉄道風歩道~ピトンの小屋の間でクスノキ・コナラ・モチツツジなど12種類の樹木を選定してそれぞれの樹皮・葉・実などをじっくりと五感を用いて観察しました。
午後はピトンの小屋~星のブランコまでの間で特徴ある樹木たちを中心に観察を続け、終わりに全長:280m・橋桁高さ:50mの西日本でも有数のつり橋である「星のブランコ」をピストンして下山しました。
普段は何気なく見ていた全体としての緑、ついつい見過ごしてしまいがちですが、じっくりと観てゆくと改めて各々の個性を発見することができました。
また四季の移り変わりや短期間での自然の変化についても興味が湧いてきたといった感想も聞かれ有意義な一時を過ごすことができました。
最後に、今回のテーマである「この木なんの木?」は某大手企業グループ提供のテレビ番組のテーマミュージックですが、本養成講座で「この木」のように根を地中深く張り、幹を一段と太くし、若々しい青葉を茂らせ、果実をたわわに実らせるような大樹に!・・・との理事長の言葉で締めたいと思います。
くろんど園地のさんさくの森で雑木林の手入れを実施しました。午前中は
「森林の働き・大阪や生駒の森林」「服装や道具の使用法・安全作業について」の座学を復習の意味も含め実施しました。その中で大阪の森林面積率が全国で最も低いことに驚きの声が上がっていました。その後4班に分れf地区において笹刈りや低木伐採処理体験活動を実施しました。その折にコナラの古木の根元でカエンタケを発見・観察できたことは貴重な体験でした。
午後は場所をC地区に移し選木してあった10~20cm程度のソヨゴを4班に分れて伐倒・枝払い・玉切り・集積作業をロープワークも含め体験しました。
「森林整備Ⅰ」で体験した人工林内のヒノキとは場所も樹種も異なるソヨゴの伐倒は天候も影響してか「結構ハードな作業だった」との研修生の皆さんの声が振返りにおいて数多く上がりました。
最後に講座の締め括りとして10月に実施予定の「研修生によるイベント」
実施についての打合せを行った後、現地解散としました。
スタッフ・研修生の皆さん、残暑の中大変お疲れ様でした。
むろいけ園地の森の工作館 研修室で「クラフトに挑戦を」実施しました。午前中は丸太切りを体験しった後、色々な自然材料を使って木の輪切りの上にグルーガンで自由に創作クラフトをしてもらいました。始めはアイデアがわかないと言っていた講座生も時間が経つにつれユニークな作品を次々作っていました。午後は刃物を使うワークで「鉛筆」と「モックン」のアクセサリーを作りましたが、講座を通じて色々な自然材料を知り、自由創作を楽しみ、道具の使い方、自然の大切さを伝える視点、安全管理など、クラフトの考え方や心構えを学びました。自然の材料は放っておくと朽ちて行くものですが、それらを使って創造された作品には新たな命が吹き込まれたような気がしました。(た)
当日の資料はコチラ、丸太切りマニュアル
8月7日(日)、「催しの企画と募集チラシ」の講座を実施しました。
午前中は「催しの企画」について、その考え方や注意点、プロセスについて講義を行い、最後にそれぞれの自然の大切さについて伝えたい思いを、実際に企画書を作成し形にするワークショップを行いました。
それぞれ発表された企画は、オリジナリティーにあふれていて面白いものが沢山ありました。
午後からは、「募集チラシの作り方」について、作り方のコツや注意事項などを講義。その後、チラシの“キャッチコピー”を考えて発表するワークショップでは、各々の選んだ写真にキャッチコピーをつけて発表しましたが、心に残るキャッチコピーが続々と発表されました。
最後に、各自で考えた催し企画の募集チラシを作るワークショップを行い、実際に手書きチラシを作成してもらいました。
皆さん苦しみながらも短時間ですばらしいチラシができました。作られたチラシを見ていて気づきましたが、自分の思いが「企画」として形にされたものが、チラシとして表現されることで、より具体的にわかりやすくなることを改めて実感しました。発表されたチラシは下記ファイルのとおりです。
受講生から寄せられた主な感想は下記のとおり。
・自分の活動案をまとめる機会になり、ありがたかった。
・責任感をもって対応すべきことを再認識した。
・皆さんの企画アイデアに刺激を受けた。
・いろんな着眼点で企画ができることが感じられ面白かった。
・チラシを作成することで、目的が明確になり、何を伝えたいかが見えてくる気がした。
「催しの企画」や「チラシ作り」は、自分の伝えたい思いを形にする大切な作業です。皆さん、どんどん企画し、チラシも作ってくださいね。(ogi)
森林整備I(人工林)の講座をくろんど園地さんさくの森で実施しました。午前中は里山の話や森林の働き、整備の道具と安全、そしてロープワーク実習と木を倒す技術などの話を聞いた後、午後は4グループに分かれてヒノキの伐倒を体験しました。森林整備に興味があってレンジャーに応募した受講生の方も多く、皆さん暑さも忘れて最後まで熱心に作業していたのが印象的でした。
ふり返りでは森林整備の必要性が理解できた。安全には十分気を付ける必要がある。もっと体力を身につけたい。作業はきつかったが、協力して木を倒した時の達成感やヒノキの皮を剥いだ時の感動など熱く語っていただきました。
当日の資料はコチラ
救急救命の講座を実施しました。救命活動には繰り返しの訓練と連係プレイが大切です。日赤講師の指導により、参加者全員が真剣に、且つ楽しく訓練することができました。
梅雨の晴れ間、くろんど園地で野外料理の講座が開かれました。
パークレンジャーの活動の一つに、野外料理があります。かまどで火を起こしたり、飯盒で炊飯したり、調理するなどの基本を学ぶと同時に野外料理の安全管理を学びました。パークレンジャーの講座でしたが、野外での料理の美味しさを味わうとともに、研修生同士やスタッフとの親睦を深めることができました。
第5回講座「救急法II」を実施しました。日赤の講師から応急手当の基本の話を聞いた後、二人一組になって傷病者の意識確認や呼吸の有無、ケガの部位の確認を実習。続いて止血の方法(直接・間接)と三角巾による各部の包帯法を練習しました。最後に応用編として、催し中にケガ人が発生という想定で、どう対応するかの模擬演習を実施しました。周囲の確認や、ケガの判断と応急処置、搬送や連絡など総合判断や仲間との連携作業が要求される講習でした。それにしても、ケガ人の役割をしていただいた講座生の迫真の演技には全員拍手でした。ふり返りでは、三角巾のすごさを知った。三角巾での包帯法をしっかり身につけたい。反復練習が大事だと思う。ハイキングで実際に転倒しケガ人が出たので自分も応急手当てができるようになりたい。などのコメントがありました。当日の資料はこちら: 日赤救急法の基礎知識H27年版、
なるかわ園地で第4回講座「安全管理」を実施しました。ハイキングで枚岡神社から神津嶽まで歩き、フィールドの危険、参加者への注意、スタッフのすべきことを考えるワークショップ通じて野外活動の安全管理を学びました。野外の活動は楽しいものですが、自然には様々な危険があり、又人が行動することで事故やケガが起こります。催しの主催者は、危険を予知し対策をしなければボランティアであっても責任が問われます。安全で楽しい野外活動をするには、常に安全の意識を持ち、万一に備えて救急法や応急手当を身につけることが必要なことを学んだ一日でした。
講座終了後は、全員でで展望台より大阪の大パノラマを眺めて下山しました。
当日の資料 : 野外活動の安全管理 、ワークシート、安全管理マニュアル
むろいけ園地で第3回講座「自然を解説してみよう!」を実施しました。四条畷神社下でアイスブレイクをした後、4班に分かれて自然観察しながら園地まで行きました。午後は自然解説(インタープリテーション)の講義を聞いた後、自分で自然解説してみるテーマを考えて伝えたいことを計画シートにまとめ、実際に仲間が参加者となって自然解説を実践しました。短時間でのワークショップでしたが、皆さん伝えたいことをうまくまとめていました。ふり返りでは、インタープリターの意味や話の進め方は分かったが、解説する立場になってみて人に分かりやすく説明するのは難しかった。事前の準備が大切だと思った。これから自然の知識を広げて経験を深めたいなどの気づきのコメントがありました。
当日の資料は以下参照。
自然解説をしてみよう ワークシート① ワークシート② 解説計画事例
くろんど園地で第2回講座「自然を見てみよう」を実施しました。私市駅を出て森の広場で打ち解けや自然の音を聞くワークをしてから、4グループに分かれて五感を頼りに自然観察をしながらキャンプ場までハイキング。普段しない自然の観察に一同興味深々でした。午後は、さんさくの森で森の観察や林内で腐植層の観察をして自然の見方を学びました。ふり返りでは、身近な自然に素晴らしさがあることに気づいた。五感で自然を感じることの面白さや、視点を変えて見ることを学んだ。人をガイドする時の安全管理が大切だと思った。センスオブワンダーは是非読んでみたい...など、皆さん新たな自然の見方に多くの気づきを感じたようです。
パークレンジャー養成基礎研修が開講しました。今年は22人の方が応募され、この日は20人の参加でした。皆さん初日と言うこともあって最初は固い雰囲気でしたが、アイスブレイクで徐々にほぐれて行きました。午後は4グループに分かれて「自然の大切さを考える」ワークショップを実施、グループ毎に自然の大切さを話し合って模造紙にまとめて発表してもらいました。最後に一人ひとり「自然を大切にするために私の伝えたいこと」を書いて自分の思いを紹介してもらいました。
ふり返りでは、「あらためて自然の大切さを考えることができた」、「多くの人と意見交換できて良かった」、「色々な意見があることに気づかされた」など今回の講座を通じて多くの刺激を受けたことが話されました。(タ)
当日の資料はこちら : ① 自然の大切さについて考える
② 自然を大切にするために私の伝えたいこと